HTMLエンティティ変換で最もよくある間違いは、変換のし忘れです。特に「&」の変換漏れが多く見られます。「&」自体がエンティティコードの開始文字であるため、これを変換せずに残すと、後続の文字列がエンティティとして解釈され、意図しない表示結果になります。「&」は常に「&」に変換する習慣をつけましょう。
二重変換も注意が必要です。一度変換したテキストをもう一度変換すると、「&」が「&」のように二重にエスケープされてしまいます。特にテンプレートエンジンと手動変換を併用している場合に発生しやすく、表示結果に「&」がそのまま出力される原因になります。
セミコロンの付け忘れも頻繁に見られるミスです。「<」のようにセミコロンなしで記述すると、ブラウザによっては正しく解釈されないことがあります。HTML5では一部でセミコロンが省略可能ですが、互換性を確保するためには必ずセミコロンを付けるべきです。
全角文字と半角文字の混同も気をつけたいポイントです。全角の「&」や「<」はHTMLの予約文字ではないため変換不要ですが、半角の「&」や「<」は変換が必要です。日本語の文章を扱う際は、全角と半角を意識的に区別する癖をつけましょう。